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【事 案】 あなたの子が所有する車を友人に運転させて同乗したが、事故で子が死亡したとき運転した友人に責任を問えるか?

【結 論】 子が所有する自動車だから単に便乗していたとはいえず、損害賠償責任は問えない。(最判S57.11.26)

 その友人がしつこく運転させてほしいと懇願し、たとえ嫌々ながら自動車を運転させたとしても、同乗した以上は所有者として責任がある。
 例えば友人に運転内容を具体的に指示し、あるいは運転の交替を命じることができる立場にあったはずである。事故の防止について中心的な責任を負う所有者として運行を支配できたのだから、損害賠償請求はできないとされました。

 これとは逆に、無理矢理乗り込んだ友人を事故で死亡させ、所有者である運転者が損害賠償を請求されたケースもありました。運転者は同乗を拒むことができたはずだとの理由で、友人側は損害賠償請求ができます。(S42.9.29)
 どちらのケースにしても、車の所有者には車を適法適正に運行する義務があったという厳しい判決でした。好意であれ嫌々であれ、車の所有者はその運行についても責任を負うことになります。

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